MSMA試作システム

デモをご覧いただけます

MSMAの試作システムを用いた実験の様子をデモページでご覧いただけます。

試作システムの概要

代表者らの研究チームは、918MHz帯・空中線電力1W(既存のUHF帯パッシブRFIDシステムのレギュレーションに準ずる)の実験局免許を取得したMSMAの試作システムを保有し、これを用いた実験を行なっています。

センサ端末

2016年度にMSMAのセンサ端末を試作しました。端末自体に加速度センサを内蔵している他、任意のセンサを外付けすることもできます。

試作したMSMAセンサ端末

この試作センサ端末はディスクリート部品を用いているために消費電力が高く、バッテリを搭載しています。質問器からの距離がごく短距離(50cm程度)であれば、内蔵しているパワーハーベスタによりバッテリ無しの完全パッシブ動作も可能です。バッテリを搭載した状態では、質問器から15〜20m程度離れた試作センサ端末からセンサ情報のストリーミングを受けることができます。

試作MSMAセンサ端末による通信距離測定実験

また、パワーハーベスタを廃したため完全パッシブの動作はできないものの、ディスクリート部品を用いた小型の端末も試作しています。

試作小型センサ端末

質問器

ソフトウェア無線(SDR: Software-Defined Radio)を用いて、MSMAのサブキャリア間干渉除去を実装した質問器を開発しています。SDR端末としてNI USRP、プログラム開発にはLabVIEW Communications・LabVIEW NXGを用いています。

試作質問器の機器構成
ソフトウェア無線で実装した質問器のスクリーンショット